5歳でピアノをはじめ、小学3年生の時に当時、習っていたピアノの先生に憧れて「ピアノの先生になりたい!」と音楽の道を志すようになりました。
のんびりとバイエルの下巻をやっていた私の発言が、先生と両親を仰天させたことを覚えています。
そこから、猛特訓の日々がはじまりました。中学校受験までの3年半は、人生で最も練習した時期です。
上野学園大学中学校音楽コース、同高等学校音楽科ピアノ専攻を卒業。
中学高校の6年間では、ヴィオラ・ダ・ガンバなどの古楽器やバロックダンスなどに触れ、クラシック音楽が連綿と流れる歴史の一部であることを知り、作曲家の背景に興味を持ちました。
ピアノ教育を学ぶため、国立音楽大学音楽学部ピアノ教育専修(現・鍵盤楽器専修ピアノ指導コース)に入学。
ピアノ指導法や教材研究、子どもの発達について専門的に学び、発表会運営についても経験し卒業しました。
また、2台ピアノなどアンサンブルの授業からその魅力を知り、卒業後は友人とピアノデュオコンサートを開催。
大学在学中より、授業の一環としてピアノ指導をはじめました。この時に受け持った小学校1年生の女の子が私の最初の生徒です。
どうやったら話を聞いてくれるか、ご機嫌ななめの時はどう接するか、脱力の仕方をどう伝えるか…たくさん悩み、大学の先生に相談したり本を読んだり、試行錯誤の日々。上手く伝えられなくて、家に帰って涙したこともありましたが、発表会で堂々と練習の成果を発揮する生徒の姿に、「ピアノ講師はなんて夢のある仕事なのだろう!」と深く感動しました。
卒業後は株式会社Re-music とよす・しののめ音楽教室にて主任講師として指導にあたり、これまでに、3歳からの子どもを中心に300名以上の生徒のレッスンを担当。さまざまな生徒さんとの出会いがありました。
イベントや発表会で感じる成長、レッスンでの笑顔、ランドセルや制服を見せにきてくれた姿…幸せな思い出が語り尽くせないほどたくさんあります。講師生活で生徒さんからいただいたお手紙、写真、折り紙は宝物です。
そして、2025年4月、地元である六町への転居を機に、「milleピアノ教室」をオープンしました。
これからのたくさんの生徒さんとの出会いを楽しみにしています。
多くの生徒さんとのレッスンと自身の経験から、演奏テクニックだけでなく音楽基礎能力、特に読譜力を身につけることが音楽を長く楽しむうえでとても大切だと感じています。
いつかピアノ教室を卒業しても将来にわたって音楽生活を楽しんでいただけるように、そのお手伝いをしていきたいと考えています。
そして、ピアノを通してさまざまな力を育んでいただけたら嬉しいです。
全日本ピアノ指導者協会指導会員。
小学生男児の母。
足立区六町出身、加平小学校の卒業生です。